【CJC=東京】ニューヨークのエンパイアステートビルは、祝日やさまざまなイベントの際、それにちなんだライトアップを行っている。ところが米カトリック団体「カトリック連盟」が、8月26日のマザーテレサの誕生日に合わせ、マザーのベールの色である白と青のライトアップを行うことを提案しところ、ビル側は拒否した。
同ビルのオーナー「マルキン・ホールディングス」のアンソニー・マルキン氏は、「世界中のさまざまな文化やテーマ、イースターやハヌカ、クリスマスなどの宗教的記念日を祝して、ライトアップを行ってきた」と語ったものの、「いかなる宗教的人物のためのライトアップ、または宗教および宗教団体からのライトアップ要求については受け付けない方針だ」と述べた。
カトリック連盟は、マルキン側に決定を覆すよう求めている。ニューヨーク市議会議員がオーナーに決定を取り消すよう求める決議を6月9日議会に提出した、とAFP通信が報じている。