【バチカン市=ZENIT・CJC】バチカン(ローマ教皇庁)のフェデリコ・ロンバルディ神父(報道担当)は4月7日、ノルウェー・トロンハイムのゲオルグ・ミュラー司教が2009年1月に辞表を提出、6月に辞任した件について、当初理由が明らかにされていなかったが、「1990年代初め、児童に性的虐待を加えており、それを1月に教会当局が把握した」ためであることを確認した。
問題が明らかになると、教理省の指示で敏速に調査が行われ、2009年5月、司教が辞表を提出、受け入れられたので6月辞任、教区を離れた。自身で治療を受け、その後は司牧活動は行っていない。被害者は今では成人しているが、氏名の公表は望んでいない、と言う。