【クアラルンプール=ENI・CJC】アジア・キリスト教協議会(CCA)総会は4月15日、次期総幹事にインドネシア・スラウェシのヘンリエッテ・タビタ・フタバラト=レバン牧師を選出した。同協議会総幹事としては初めての女性。
同氏は、世界で最も人口の多いアジアで「社会においてだけでなく、私たちの教会の中でも」傷を癒す手助けをしたい、として「今のような時に兄弟姉妹として、私たちは『預言、和解、癒しへ召されて』いる、と総会のテーマを引用して語った。
フタバラト=レバン氏は、牧師の家庭に生まれ、1992年、聖職につき、以後は、世界改革教会連盟副議長、世界教会協議会とローマ・カトリック教会の合同作業グループのメンバーなど指導的立場についている。
来賓として参加した世界教会協議会のオラフ・フィクセ・トゥベイト総幹事は、CCA総会は「アジア諸教会の共通の道のりの中の道しるべ」であったとして、フタバラト=レバン氏の選出はエキュメニカル(教会一致の)運動で、新たな重要な節目であり、「あなたとその仲間と協力し同僚の関係をきづきたい、そしてそれぞれの仕事と役割について相互に支援する道を探りたい」と語った。
世界改革教会連盟のセトリ・ニョミ総幹事は「フタバラト=レバン氏の指導力と地球規模のエキュメニズムへの深い関わりによって大いに助けられている。彼女の新たな役割に歓迎の意を表したい」と語った。
フタバラト=レバン氏は、プラワテ・キダルン総幹事が10月に退任するのを受けて、11月にタイ北部チェンマイにあるCCA事務所に着任する。