3月の全国の自殺者数は2898人で、前年同月と比べ205人(6・6%)減少したことが16日、警視庁の暫定集計でわかった。全国の自殺者数は昨年9月以降、7カ月連続で前年同月の数値を下回っている。
集計によると、自殺者の内訳は男性2134人、女性764人。今年1月から3月までの累計自殺者数は7815人で、前年同期と比べ445人(5・4%)減少した。
昨年まで12年連続で年間3万人を超す自殺者が出ていることを受けて政府は、月別の自殺者数が最も多い3月を「自殺対策強化月間」に指定。先月はハローワークなどで相談窓口の充実を図るなど、自殺防止活動を推進した。