長崎県教委は5日、県文化財保護審議会の答申を受け、平戸市の「紐差教会」「旧松浦家住宅」、長崎市の「長崎刺繍」など計5件を新たに県の文化財に指定した。地元紙・長崎新聞が伝えた。
今回新たに指定された文化財の一つである紐差教会は、均整が取れたれんが造りのカトリックの教会。多くの教会建築に携わった鉄川与助が設計・施工した長崎県内唯一の鉄筋コンクリート造りの教会であるため、貴重と評価された。
世界遺産暫定リストへの追加掲載が決まった「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を持つ長崎県では、キリスト教・キリシタン関連の建造物・史跡等多数が県の文化財に指定されている。