生駒聖書学院(奈良県生駒市、榮義之院長)で5日、第57期卒業式が行われた。今年は2人が同学院の学びを終え、新たな思いを胸に伝道の現場へと遣わされることになった。式では榮院長が説教し、送り出される2人に励ましのメッセージを伝えた。
今期同学院を巣立ったのは、卒業生・重田勝行さん(神戸キリスト栄光教会赴任)と、修了生・松平聡さん(リビングジーザスチャーチ赴任)。例年複数人の卒業生を出している同学院としては珍しい卒業生1人、修了生1人の卒業式となったが、式は2人は新しい決意とともに行われた。
菅原亘氏(神戸キリスト栄光教会牧師)や松平哲也氏(リビングジーザスチャーチ牧師)らを含めた約50人が参加し、来賓の山中一正氏(淀川栄光教会牧師)による心のこもった祝辞は、参加者に感動を与えた。
榮院長は説教で、「喜びを持って主に仕えよ」(詩篇100:2)を引用。神の国は義と平和と聖霊による喜びに満ちたものであり、福音宣教もその延長だと語った。
喜びに溢れた笑顔で十字架と復活の福音を語るとき、それを信じた人々の「アーメン、信じます」という喜びの声が全世界に響き渡るようになる。今日の2人はその働きのために送り出されるのだ。巣立つ2人の働きによって全国に救いの業が広がると励ました。
喜びはの福音は、不平不満やグチ、つぶやきや文句などの不信仰をのことばとは無縁。喜びに溢れて福音を伝えるとき、聖霊によりその働きがさざ波のように広がる言い、メッセージの最後は「この福音は、あなたがたが神の恵みを聞き、それをほんとうに理解したとき以来、あなたがたの間でも見られるとおりの勢いをもって、世界中で、実を結び広がり続けています。福音はそのようにしてあなたがたに届いたのです」(コロサイ1:6)を引用して締めくくった。
式には、すでに来年度からの入学が決まっている2人も参加し、式後の茶話会も盛り上がる豊かな恵みの卒業式だったという。
来年度の入学式は4月12日(月)午前10時から行われる。入学願書の締め切りは3月31日で、現在も献身希望者の入学を募集している。入学に関する問い合わせは、同学院(住所:〒630‐0243 奈良県生駒市俵口町951、電話・FAX:0743・74・7622、メール:[email protected])まで。