世界140カ国から宣教団体代表ら1500人が参加する「エジンバラ100周年記念世界宣教会議・東京大会」(5月11〜15日、会場:中野サンプラザ、中野ZERO)に、日本国内からは開催地特権として700人が参加可能となった。参加対象は、世界宣教に重荷と関心を持つ人であれば、牧師、宣教団体関係者、神学生、信徒など立場を問わない。先着制であるため、大会事務局では早期の申し込みを呼び掛けている。
東京大会は、1910年にスコットランド・エジンバラで開催された世界宣教会議100周年を記念したもので、今年は他にも大型大会が世界各地で予定されている。その中でも東京大会は、エジンバラ(6月2〜6日開催)、南アフリカ・ケープタウン(10月16〜25日)、米ボストン(11月4〜7日)の各大会に並ぶ4大大会の一つ。
大会では3日間(12〜14日)、世界宣教に関する全体会議(午前)と、その具体的な方策を学ぶ分科会(午後)を行い、夜には聖会(11〜14日、参加無料)が行われる。東京大会は世界3000以上の宣教団体が加盟する「第三世界宣教団体協議会(TWMA)」が主催するもので、本来、全体会議や分科会には宣教団体の代表らしか参加できない。しかし、今回日本からは開催国として、一般の牧師や神学生、信徒も参加できるように700人の別枠が設定された。
1910年に開催された世界宣教会議は、プロテスタントからカトリック、東方正教会まで、世界のあらゆる教派・教団が加わって開催された歴史的な宣教会議。会議開催により、世界各国にキリスト教(教会)協議会(NCC=National Christian Council / National Council of Churches)が生れ、その世界組織である世界教会協議会(WCC)の誕生へと結びついた。
大会会長の奥山実氏(TWMA前議長)は、開催地として東京が選ばれたことは「神の絶大なる憐れみと恵み」だとし、大会開催が日本の教会の一致、リバイバルにもつながり、「日本の教会が必ず世界宣教の達成に貢献できると信じている」と語った。
参加費は1万円。申し込みは大会ウェブサイトで受け付けている。問い合わせは、日本語事務局(東京都府中市浅間町4‐5‐16 緑の牧場教会内、電話:042・369・6375)、英語事務局(栃木県那須郡那須町高久乙600‐12 宣教師訓練センター内、電話:0287・78・2532)まで。