千葉県市川市で遺体の姿で見つかった英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)の死体遺棄容疑で逮捕された市橋達也容疑者(30)が、昨年2月から6月にかけて住み込みで働いていた建設会社で、同容疑者が住んでいた寮室から赤色の十字架と「神は主である」と書かれた落書きが見つかったことが12日までにわかった。従業員の話によると、落書きは市橋容疑者が書き込んだ可能性が高いという。一部の国内メディアが伝えた。
落書きが発見されたのは神戸市北区にある建設会社の社員寮。落書きは3畳半の部屋の壁に、ベッドに横になるとちょうど目に入る位置に書き残されていた。報道によると、市橋容疑者が同社で働いている間親しかったという同社従業員は、市橋容疑者が入居する前にはそのような落書きはなく、市橋容疑者が出た後も誰も部屋を使っていなかったと話している。市橋容疑者が書いたものではないかと証言している。しかし、「神は主である」という文字の筆跡は、会社に残っている履歴書の文字とは必ずしも似ていないという。
一方、大阪市内で10日に逮捕された市橋容疑者は、逮捕後お茶以外の食事を受け付けず、事件に関しては沈黙を続けているという。雑談にもほとんど応じない様子で、千葉県警は同様の状況が続けば点滴や医師への診察を行うことを検討している。