専門家を招いて創造論について学ぶセミナーとして8月にも東京で開催された「日韓ラブ・クリエーションセミナー」が6日、大阪で開かれ、創造論に関心を持つ市民ら約240人が集まり、会場はほぼ満席となった。
同セミナーは、2月と8月の東京での開催に続き、今回で3回目。主催するラブクリエーション(会長:佐々木満男・国際弁護士)の日韓顧問には、山北宣久・日本基督教団総会議長、峯野龍弘・ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会主管牧師、奥山実・エディンバラ100周年記念東京大会委員長、ハヨンジョ・韓国オンヌリ教会牧師、イナムシック・全州大学校総長らが就任している。今回のセミナー開催に伴い、新たに杣浩二・日本CBMC理事長が同関西会長に就任した。
聖書は、「初めに、神が天と地を創造した」(創世記1:1)と始まる。創造論はこの聖書の宣言に基づき、天地万物が自然選択と突然変異によってできたのではなく、そのすべての起源が創造主なる神にあるとする立場。現在この立場に立つ世界中の専門家が、様々な角度から科学的検証を行っている。米国では07年5月、創造論伝道団体アンサーズ・イン・ジェネシスが、創世記に記されている6日間の創造を様々な角度で展示する博物館「クリエーション・ミュージアム」(総工費約31億円)を米ケンタッキー州に建設。開館時には世界130以上のメディアが駆けつけ、わずか2年間で来館者が70万人を突破するなど、大きな注目を集めている。
今回のセミナーでは、創造科学宣教会(本部:韓国)のイ・ジェマン副会長(米国創造科学研究所元研究員)が、▼起源に関する質問▼地質学とノアの洪水▼ノアの箱舟と人種をテーマに講演。集まった市民らは、普段聞きなれない創造論の話に真剣に耳を傾けていた。