映画『パッション』(源題:Passion of the Christ、04年)で有名な映画監督メル・ギブソン氏が、08年の最も寄付をした有名人で3位となった。米チャリティー団体の「ギビング・バック基金」が発表した。寄付額は650万ドル(約5億8千万円)で、カリフォルニア州の聖家族カトリック教会などへの寄付が含まれている。
1位は昨年9月に亡くなった米国人俳優のポール・ニューマン氏。08年の寄付額は2110万ドル(約19億円)。ニューマン氏は3度のアカデミー賞受賞など俳優として活躍する一方、1982年に設立した食品会社「ニューマンズ・オウン」の全売上を寄付するなど有名人チャリティーの先駆的存在だった。07年までの生涯寄付額は1億7500万ドル(約157億5千万円)に上る。
2位は、同じく米国人俳優のブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー夫妻(1334万ドル=約12億円)。以降、4位元レーサーのリチャード・チルドレス氏(500万ドル=4億5千万円)、5位元ボクサーのスカー・デラ・ホーヤ氏(350万ドル=約3億1千万円)らが続いた。
カトリック教徒であるギブソン氏は07年には、キリスト教のウェブサイト「Beliefnet」のアンケートで、ハリウッドで最も影響力のあるクリスチャンに選ばれいる。