【CJC=東京】スウェーデン教会(ルーテル派)が、式典の中で性的指向に中立的な姿勢を打ち出す中で、牧師が同性愛者同士の結婚式を司式することを認めた。これまでは法的に結合を認めるが正式な結婚としてではなかった。
ストックホルムで開かれた総会で10月22日、決議が176票対62票で採択された。同性間の教会結婚式は11月1日から始めることにした。
今年5月、スウェーデンでは同性愛者のカップルにも異性間と同様の結婚する権利を認める法律を制定した。教会は2000年に国教会制度から自立しており、教会内には結婚式は男女間のものに限るべきだとの意見もあって、一本化されてはいない。
アンデシュ・ウェイリド総監督は決定を歓迎、「私としては正しい決定だ。ただあまりに早すぎたと思っている多くの人の気持ちも分かる」と22日の記者会見で語った。しかし重要で必要な決定であることを認めた。
今回の決定は、同性愛者同士の結婚式司式を牧師に強制するものではない。ただその場合でも、教会は同性愛者も結婚出来ることを保証し、他教会の牧師に司式を依頼することになる。