全国に広がる超教派の祈りの集い「朝祷会」の第212番目の会として、奈良県生駒市で「生駒朝祷会」が15日、スタートした。1957年、有志のクリスチャンらが毎週月曜日午前7時からの祈りの集いを大阪クリスチャンセンター(大阪市中央区)で開いたことにより始まったこの運動は、現在は全国に広がり、プロテスタントからカトリックまで幅広いクリスチャンが心を合わせて祈る働きに成長している。奈良県内にはすでに3カ所の朝祷会があるが、今回大阪朝祷会の大きな支援で生駒朝祷会が発足した。
15日午後10時半から生駒聖書学院(同市俵口町951 )で行われた発足礼拝は、大阪朝祷会代表の山下佳弘氏による司会と祈りで始まり、朝祷会全国連合副会長・近畿ブロック代表の前岡義照氏が祝辞を述べた。生駒朝祷会チャプレンの榮義之牧師(生駒聖書学院長)がヨハネの黙示録3章8節を引用し、「生駒朝祷会と開かれた門」と題してメッセージを伝えた。
メッセージ後の祈りでは参加者全員で、▼全国朝祷会の祝福とともに、生駒朝祈会も祝され用いられますように、▼奈良県の教会が祝され福音が広く伝えられますように、▼生駒聖書学院はじめ、全国の神学生が聖霊に満たされ、すばらしい牧師、伝道師、宣教師、各夫人として用いられるように、▼全国の教会のクリスマスが豊かに祝福され、宣教150年にふさわしくリバイバルが起こり、救われる人々が教会に導かれるように、の4つの大きな課題を祈った。
礼拝参加者には、カトリックやハリスト正教会で受洗した牧師もおり、日本基督教団やメソジスト、ルーテル、バプテスト、その他福音派の諸教会やペンテコステ派教会からの参加者もあった。また参加者の立場は、牧師、牧師夫人、宣教師、神学生、信徒と様々で、朝祷会の中心聖句「父よ、あなたがわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください。彼らもわたしたちの内にいるようにしてください。そうすれば、世は、あなたがわたしをお遣わしになったことを、信じるようになります」(ヨハネ17:21)と、モットー「神の栄光、地に平和。教派の壁を超えて共に祈ろう。聖霊の助けを求めて一つになろう」が実現した発足礼拝となった。
礼拝後の昼食親睦会では、腹話術によるパフォーマンスなどもあり、前日から準備されたご馳走を参加した約65人で囲みながら楽しいひと時を過ごした。
生駒朝祷会では今後、毎月第3木曜日午前7時から8時まで定例朝祷会(朝食費500円)を行う。次回は11月19日(奨励:野田詠氏・アドラムキリスト教会牧師)、次々回は12月17日(奨励:大田祐作・関西聖書学院院長)。
問い合わせは、生駒朝祷会チャプレンの榮義之牧師(電話:090・1593・1269、メール:[email protected])まだは、同会世話人の前田基子牧師(電話:0743・74・7622)まで。