ブルガリア正教会は25日、米人気歌手のマドンナが29日に首都ソフィアでコンサートを行うことについて、「キリスト教に対する尊敬を欠いている」とする非難声明を出した。ロイター通信などが伝えた。
コンサートが予定されている8月29日は、洗礼者ヨハネが処刑された日で正教会の祭日となっている。ブルガリア正教会は声明で「マドンナはキリスト教に対する尊敬を欠いており、コンサートではそのシンボルや儀式を冒涜している。このような音楽イベントは認めない」としている。
マドンナは2006年のコンサートで、巨大な十字架に自らがはりつけとなって歌うという演出を行い、キリスト教をはじめ、ユダヤ教、イスラム教の各指導者らから非難の声を浴びた。