マレーシア・イスラム理解研究所(IKIM)のサイド・アリ・タウフィック所長は、いかなる場合でも未成年者を強制的にイスラム教に改宗させることは望ましくないと語った。マレーシアの情報サイト「マレーシアナビ」が伝えた。
タウフィック所長はイスラム教の信仰は自発的なものでなければならない主張。強制的に改宗させられた子どもが成人してからもイスラム教徒であり続けるかどうかは保証できないとし、すべては本人の意思にかかっていると語った。
マレーシアの国教はイスラム教で、人口の約3分の2を占めるマレー系住民を中心に信仰されている。その他、中国系住民(約26%)では仏教徒が、インド系住民(約8%)ではヒンドゥー教徒が多いとされている。
最近では政府がイスラム教関係者以外のメディアが「アラー」という言葉の使用を禁止し、カトリック系英字紙『ヘラルド』が強く反発、注目が集まっていた。