【CJC=東京】南ア聖公会のデズモンド・ツツ引退大主教は、エジンバラでのスコットランド教会総会で演説し、同性愛者も教会に場がある、と語った。
同派は23日に公然同性愛聖職の任命を阻止する提案を否定、スコット・レニー氏(37)の任命を326票対267票で承認しているように、同性愛聖職の問題で深刻な対立に直面している。反対派の中には離脱して『スコットランド自由教会』への加盟を検討する動きも出ている。
ノーベル平和賞受賞者でもあるツツ氏が15分間の演説が終えると、会場は喝采の渦に巻き込まれた。「私は、人々が性的志向のように、自らは何もなし得ないような問題のために抑圧される時には、それに加担することは出来ない」と語った。