2度のグラミー賞を受賞し、いまや伝説的なゴスペルアーティストとなったドニー・マクラーキンが、5月に都内でワークショップとゴスペルコンサートを開催する。
1961年、ニューヨーク州アミティヴィル生まれ。父はアルコール依存症、母は薬物依存症。さらに7歳で移った叔父の家で性的虐待を受けるなど、恵まれない環境で育った。そんなある日、叔母の導きで教会に。9歳で、イエス・キリストの中に自分の居場所を見つけた。
10代でクワイアを結成し、路上や刑務所でコンサートを行ってきた。89年に牧師となってからもゴスペルシンガーとしての活動を続け、セカンドアルバム「LIVE IN LONDON AND MORE」(2000年)は100万枚を超える大ヒットに。「...Again」(03年)、「Psalms,Hymms and Spiritual Songs」(05年)で2度のグラミー賞を受賞した。
ワークショップは5月1日から6日まで東京都練馬区の聖書キリスト教会で行われる。マクラーキンが参加者を直接指導するほか、選択クラスでは、塩谷達也、KIKI、吉弘知鶴子、ピアノ・コージ、粟野めぐみなど第一線で活躍するゴスペルアーティストがボイストレーニングなどを行う。
コンサートは5日、東京都世田谷区の昭和女子大学人見記念講堂大ホールで行われる。