ローマ教皇庁(バチカン)のドミニク・マンベルティ外務局長が15日、外務省の招きで来日し、長崎市を訪問した。マンベルティ外務局長は、同市内にある爆心地公園の原爆落下中心碑に献花し、「過去の過ちを二度と繰り返してはならない」と平和への決意を述べた。
長崎新聞が伝えた。
同紙によると、今回の来日の主な目的は東京での中曽根弘文外相との会談だったが、同氏の意向で長崎訪問が決定した。
マンベルティ外務局長は、長崎原爆資料館を同日見学し、翌16日には県庁で金子原二郎知事と面会。世界遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産に選ばれている大浦天主堂や出津教会などを見学した。