エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領は、国の劇的な好転を感謝して、神に栄光をささげた。
国際的なキリスト教メディアカンファレンスであるCOICOMの開幕式のスピーチでブケレ大統領は、地球上で最も殺伐とした場所の一つだったエルサルバドルが、ようやく市民が安全だと感じられる場所へとどのように変貌したのかを語った。
約8万人のギャングを一網打尽にし、街頭での彼らの支配を事実上終わらせるために、大規模な警察と軍の作戦が必要だった。重武装したギャングが恐怖と死の支配を敷いていたこの国で、これは多くの人が不可能だと考えていた勝利である。
福音歌手のマルコス・ウィットは、大統領と共に祈りをささげた。実は、ブケレ大統領の祖父母はパレスチナ人でキリスト信者だ。大統領はCOICOMのスピーチでこう言った。「エルサルバドルが地上のテロとの戦いに勝利するためには、まず天上の戦いに勝利しなければならない」
大統領は福音派の有力牧師たちと親交があり、ラテンアメリカの大統領の中で最も高い支持率を誇っている。彼の演説は、エルサルバドルで開催されたCOICOMカンファレンスに出席した20カ国700人のメディアリーダーや牧師たちを鼓舞した。
しかし、大量投獄されたギャングに対するブケレ大統領の強硬キャンペーンに批判がないわけではない。批判者たちは、取り締まりの持続性に懸念を示し、貧困などの根本原因に対処できていないことを強調している。また、ブケレ氏の権力強化と民主主義制度の侵食についても懸念を示している。
エルサルバドルでは、神を信じる大統領の手によって、社会悪の根絶が進められている。このような働きとともに、エルサルバドルで福音宣教が力強く拡大するように祈っていただきたい。
■ エルサルバドルの宗教人口
カトリック 60・1%
プロテスタント 37・6%
英国教会 0・1%
イスラム 0・03%
ユダヤ教 0・01%
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