エリトリアは、紛争と危機に満ちた地域に位置している。一党独裁のこの国では、干ばつや食糧不足が深刻な課題となっており、多くの人々が救済のめどが立たない極度の貧困に直面している。
兵役が義務付けられているため、労働人口の規模は限られている。多くの人々が軍隊から逃れるために国外に脱出するため、在外エリトリア人の仕送りが国の重要な収入源となっている。
隣国であり、かつての敵国であったエチオピアとの関係は、近年大幅に改善された。しかし、その結果の一つとして、両政府が結託してエチオピアと不安定な関係にあるティグライ地方に破壊をもたらそうとしている。
エリトリア政府が、自国民への配慮と支援に注力できるよう祈ってほしい。人権と報道の自由に関してはひどい記録を残している。軍事力とその力による統制に執着している政府が変えられ、信仰の自由が保障されるよう祈っていただきたい。
■ エリトリアの宗教人口
イスラム 50・3%
正教 41・9%
カトリック 3・4%
プロテスタント 2・8%
無宗教 1・9%
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