北米のキリスト教界の教勢をまとめた「2009年米国・カナダ教会年鑑」が今週発表され、米国の三大教派で、信徒数がいずれもわずかに減少していたことがわかった。
同年鑑によれば、米国で最も信徒数を抱えるローマ・カトリック教会の信徒数は6711万7016人で前年比0.59%減少、米プロテスタント最大教派である南部バプテスト連盟(SBC)は信徒数1626万6920人で前年比0.24%減少、米プロテスタント第二の規模である合同メソジスト教会(UMC)は、信徒数793万1733人で前年比0.80%減少であった。
上位3教派のうち1位のローマ・カトリック教会、2位の南部バプテスト連盟について同年鑑は、すでに「安心できるほどに成長した」教派だとし、信徒数減少が報告される主流派の教会に事実上加わったのではないかとの見方を示した。