米国の人気ゴスペル・デュオの「Mary Mary」は12日、ロサンゼルスで行われた全米有色人種地位向上協会(NACCP)イメージ賞の受賞式で、最優秀ゴスペル・アーティスト賞を受賞した。8日にはグラミー賞の最優秀ゴスペル・パフォーマンス賞を受賞したばかりで、「Mary Mary」にとってその週は「受賞ラッシュの週」となった。
エリカ、ティマ・キャンプベル姉妹によるデュオ「Mary Mary」は、昨年10月リリースのアルバム「The Sound」がチャート上位を占め、最近特に勢いがあったが、グラミー賞、NACCPイメージ賞と受賞が続くことで、さらにその人気に拍車がかかりそうだ。
「Mary Mary」の広報担当者は12日の受賞後、「2009年はまさに、MaryMary をエリカ、ティマ・キャンプベル姉妹のダイナミックな2組として決定付ける年だ」とコメント。「今夜の受賞は、2度のグラミー賞受賞や米国音楽賞、ステラー賞、BET賞受賞など、Mary Mary のこれまでの功績にさらに加えられるものだ」と語った。
昨年のリリース以来、同アルバムはビルボード・トップ200位のうち総合7位を獲得し、ゴスペル・チャート部門では1位、キリスト教チャート部門でも1位、R&B・ヒップ・ホップチャート部門では2位と大人気。ゴスペルのアルバムの中では昨年中で最も高くランク付けられたアルバムだという。
「Mary Mary」の広報担当者は、「この現代ゴスペルのファースト・レディーたちは、ゴスペル音楽界で新しい歴史を刻み続ける」と喜びを隠せない様子だ。
「Mary Mary」は、06年の前アルバム「A Mary Mary Christimas」リリース後、約2年間にわたる全米ツアーを続けており、現在ツアーもいよいよ終盤になりつつある。(Breathe Cast)