豊富な天然資源に恵まれるカザフスタンだが、その多くは有力なエリート層に独占されている。
初代大統領は、30年近く独裁政治を続けたが、反政府運動により辞任した。次の政権への怒りと不満、前大統領の影響力の継続、進まぬ民主化、燃料価格の高騰などが要因となり、2022年1月、さらに大規模な抗議行動が起こった。
軍は、ロシア人、ベラルーシ人などの加勢とともに、これらの抗議行動を終わらせるために出動し、残酷な結果をもたらした。
国の膨大な富を全ての国民の利益のために使う、汚職とは無縁の仕える指導者が与えられるよう祈ろう。イスラムの強い同国だが、福音宣教が進むよう祈っていただきたい。
■ カザフスタンの宗教人口
イスラム 58・7%
プロテスタント 0・8%
カトリック 0・9%
仏教 0・1%
無宗教 33・9%