日本国際ギデオン協会全国会長、国際福音神学校理事長など日本のキリスト教界における多数の要職を務めた信徒伝道者の鈴木留蔵氏(基督聖協団習志野教会会員、丸留建設株式会社会長)が1月26日午後2時ごろ、東京都内の病院で死去した。98歳。葬儀は同教団習志野教会会員として本人及び家族の希望により同28日、ひろ子夫人と長男の鈴木康男・和子夫妻ら親近者8人の家族葬で執り行われた。家族葬の司式は、ひろ子夫人の甥である加藤以幸牧師が務めた。
2月8日には遺族の希望により、同教団習志野教会礼拝堂で「故 鈴木留蔵兄召天記念会」が行われ、約100人が参列。喪主は康男氏で、濱野好邦牧師(同教会主任牧師)が司式、横山聖司牧師(同教団目黒教会)が聖書朗読・祈祷を行い、田中時雄牧師(同教団理事長)が弔辞を述べた。
召天記念会では、塩島光三氏(日本クリスチャン信徒連盟会長)、倉沢正則氏(東京キリスト教大学学長)、石川洋一氏(同教団相模原教会牧師)が、故人を偲ぶ思いを語り、日本のキリスト教界のみならず、内外にわたる多くの奉仕、また多くの献げものが故人よりなされたとなどが証された。
喪主の康男氏の挨拶の後には、弔電等が披露され、参列者一同、故人の大きな写真と納められた遺骨壺が安置されている祭壇の前に置かれた献花台へ献花し、故人への別れを惜しんだ。
また、5月2日(土)には日本国際ギデオン協会などが主体となった30〜40人程度の実行委員会が組織され、ウェスレアン・ホーリネス教団・淀橋教会(東京都新宿区)を会場に故・鈴木氏を「しのぶ会」が開かれる予定。
1910年、山形県生まれ。1949年、基督聖協団女川教会で入信。基督聖協団名誉顧問・同理事、同信徒会長、同二代目主管者(理事長)代務、日本国際ギデオン協会全国会長、日本CBMC(基督者実業人会)名誉会長、日本福音学校理事長、国際福音神学校理事長、朝餐会全国連合会長、日本信徒前進宣教会任委員会委員長、第5回首都圏キリスト教大会実行委員長など、数多くの要職を歴任。国家晩餐祈祷会などを創始し、信徒の立場で日本のキリスト教界前進のために尽力した。
著書に、『私には乏しいことがありません』(いのちのことば社)、『そのなすところみな栄える 私の仕事と人生』(同)、『キリストを土台として』(同)などがある。(一部訂正・追加あり)