長きにわたり、内閣総理大臣として日本国と国民のために尽くされた安倍晋三元首相が8日、参議院選挙の遊説中に銃撃され、お亡くなりになりました。歴代最長という長い期間、そして大変な時代において、一国の首相としてご活躍されたことを覚え、その働きに心から感謝するとともに、昭恵夫人、ご遺族の皆様に神様からの平安がありますようにお祈りいたします。
さて、政府は安倍元首相の葬儀を9月に国葬の形式で実施すると決定しました。この国葬について、いろいろな意見があることは分かっています。ただ、聖書を読むと、エジプトの権力者となったヨセフは、その父ヤコブの死後、非常に荘厳な、りっぱな哀悼の式を行っています。しかも、7日間葬儀を行っています(旧約聖書・創世記50章参照)。
また、新約聖書でも、主の証人ステパノが殺された後、信仰深い人たちが彼を埋葬し、彼のために盛大な哀悼の式を行ったとあります(新約聖書・使徒行伝8章2節、新約聖書翻訳委員会訳)。葬儀は、非常に重要です。大切です。
今回の安倍元首相の国葬に関してですが、すでに政府が閣議で実施を決定しています。ですので、主に属するクリスチャンとして、私たちは、「国葬反対!」と叫ぶのではなく、今回は国の方針、政府の決定に従うべき(反対しないべき)ではないでしょうか。聖書で使徒ペテロは、宣言しています。「人が立てたすべての制度に、主のゆえに従いなさい」(新約聖書・ペテロの手紙第一2章13節、新改訳2017)
また最後に、クリスチャンとして私たちは、安倍元首相の長きにわたる国・国民のための働きに感謝し、そして悲しみの中にいる昭恵夫人、ご遺族、関係者の方々のためお祈りしていく・・・。これこそ、クリスチャンであるあなたに、神様が求めておられることではないでしょうか。
すでに、9月27日の国葬に向け、首相補佐官がトップである国葬儀事務局の方々も働き出しています。クリスチャンとして、批判・反対活動に熱中するのでなく、感謝と祈りをもって、私たちも神様に喜ばれる歩みをしてまいりましょう。アーメン!
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