東欧の小国モルドバの東部には、ウクライナとの国境になっているドニエステル川があり、この川のモルドバ側沿岸には非承認国家の沿ドニエステル共和国がある。
ドニエステルは、1990年にロシアの支援を受けて独立宣言をし、モルドバとの間の戦争を経て、現在は国連未加盟だが事実上の人口47万人を有する独立国家として機能している。この地域が組織犯罪や密輸の中心地となっているため、モルドバの不安定要因となっている。
また経済の低迷により出稼ぎ労働が後を絶たない。加えてモルドバは、海外人身売買組織に誘われる女性の割合が最も多い国で、アルコールや薬物の乱用にも苦慮している。
福音こそが解決の道だ。新生した兄姉たちが伝道に励むよう祈っていただきたい。
■ モルドバの宗教人口
正教 61・7%
プロテスタント 4・3%
無宗教 21・6%
イスラム 5・0%