米ロサンゼルス近郊のコビナで24日深夜、クリスマス・イブのパーティーが開かれていた民家でサンタクロースの衣装を着た男が発砲、放火する事件が発生し、少なくとも6人が死亡、少女3人が負傷した。パーティーには約30人が参加していたが、家は全焼、犯人の男の元妻とみられる女性を含む3人が行方不明だという。
犯人の男はブルース・パード容疑者(45)で25日朝、現場から約40キロ離れたシルマーにある自宅で頭を打ち抜き自殺しているのが発見された。被害に遭った家はパード容疑者の元妻の親族の家で、現場は閑静な住宅街であった。米メディアによると、パード容疑者は最近離婚し、警察も離婚を巡るトラブルが原因ではないかと見ているが、詳細は不明だとして現在も調査を行っている。
AFP通信によれば、サンタの衣装を着た男は、パーティーを盛り上げるための雇われサンタだと勘違いされて民家に入ると、衣装の下から銃を取り出し発砲。人々が逃げ出すと火炎瓶で放火し、衣装を脱ぎ捨てて逃走したという。