【ウプサラ=ENI・CJC】環境運動が宗教と関わるべき理由が、スウェーデンのウプサラで11月28〜29日開かれた国際気候サミットで話し合われた。問題提起したのは『宗教と維持連合』のマーチン・パーマー事務局長。サミットは、スウェーデン教会(ルーテル派)のアンデルス・ウエイリド監督の招請で開催されたもので、各宗教から約1000人が参加した。
「信仰共同体は、気候変動問題について重要な役を果たせる」と欧州委員会のマルゴット・ウォルストローム副会長は言う。宗教は政治から分離されるべきであるけれども、気候問題については政府と宗教団体は協力しなければならないと強調している。
サミットは世界の政治と宗教指導者に呼びかける宣言を採択した。富裕地域での二酸化炭素排出の広範、急速な削減を要求している。宣言には各宗教の指導者や学者30人が署名した。
ウエイリド監督と世界教会協議会(本部ジュネーブ)は宣言を、12月1日からポーランドのポズナニで開かれた気候変動に関する国連の国際会議に提出する。