【CJC=東京】ドイツ公安当局は、米ロサンゼルスに本拠を置き積極的に活動を展開しているサイエントロジー教会の禁止を断念した。違法行為と判断出来る十分な証拠を見つけられなかったため、とAP通信が報じている。ただ関係者は今後も監視を継続する、と言う。
ベルリン特別市の保安責任者、エアハルト・クルティング氏は、サイエントロジー教会が「問題のある組織」と言うものの「禁止する必要のある組織ではない」としている。サイエントロジー教会側は「当然のこと」と決定を歓迎している。
ドイツ当局は、サイエントロジー教会が教会というよりビジネスであり、無防備な人々を利用するために強制手段を使うと見ているようだ。