聖句書道センター主催の第28回聖句書道東京展が28日、中央区日本橋本町の小津ギャラリーで始まった。全国から寄せられた個性豊かな作品約50点が展示され、好評を得ている。
聖句書道は、みとキリスト教会牧師で現在聖句書道センター主宰の佐藤望雲さんが、病気の息子の治療費を捻出するために書道塾講師を始めたことがきっかけで誕生。聖書のみことばを書で表現する珍しい働きとして1975年から30年以上にわたり続けられている。
佐藤さんは聖句書道展に関して、「年々良い作品が出て来ている。一人一人の個性と信仰が作品によって表現される証しの場となれば嬉しい」と話す。また、「各地域の個人が主体的に活動することでこの働きを広げて欲しい」と今後の展望を語った。
年々発展を遂げる聖句書道展。昨年の名古屋展では1000人以上を動員。また、今回の東京展に先立ち27日から埼玉県川口市で開催されている川口展にも初日だけで約60人が来場したという。
東京展は31日まで。時間は午前10時〜午後6時(最終日は午後3時)。問い合わせは、小津ギャラリー(03・3662・1184)まで。来年の聖句書道展は5月の大阪展を皮切りに全国で開催される予定。