創世記からヨハネの黙示録までを救済史として系統的に学ぶ聖書研究を行なう「ベテル聖書研究」(名古屋市緑区)の前委員長であった大柴俊和氏(日本福音ルーテル教会元牧師)が16日死去した。81歳。
前夜式は19日午後7時から行なわれ、葬儀は20日昼12時半から日本ルーテル教団戸塚教会(住所:横浜市戸塚区戸塚町157、電話:045・881・0079)で行なわれる。司式者は、清水臣氏(戸塚教会牧師)と大柴譲治氏(日本福音ルーテル武蔵野教会牧師)。喪主は大柴節子氏。
ベテル聖書研究は、米ウィスコンシン州アジソン市にあるベテル・ルーテル教会で、ハーレイ・A・スイガム博士によって創案・執筆された成人向け聖書教育。牧師・伝道師・司祭がまず講習会で受講し、その後各教会で受講を決めた信徒に創世記からヨハネの黙示録までを旧約1年、新約1年かけて教える。
大柴氏は所属していた東海福音ルーテル教会より1961年、米国への伝道視察に派遣され、スイガム博士を講師とした米国の第1回目聖書講習会に参加した。その後、日本に「ベテル聖書研究」を持ち帰り、その半生をベテル聖書研究に捧げた。日本ではこれまでの約40年間に牧師2000人、信徒2万人がベテル聖書研究で学んできた。