<本文と拓本>文字30(1701+30=1731)
建豊碑兮頌元吉(豊碑を建て元吉を頌す)。大唐建中二年、歳在作噩<歳は作噩にあり>、太簇月<陰暦の正月の古称>七日、大耀森文の日<中期ペルシャ語で日曜日>建立。時法・・・
<現代訳>
大いなる碑を建てて幸いを讃えます。大唐建中二<西暦781>年、辛酉の年の1月7日の日曜日に建立しました。時の法主・・・
<解説>
1. 太簇は陰暦の1月7日(現在の2月4日)。
2. 大耀森文の日について、神直道著『景教入門』では中期ペルシャ語の ek sanweh の音訳ともいう。
碑は週の初めに建てられ、多くの関係者が祝福したと考えられます。
※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
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