ベネッセ教育研究開発センターが昨年6〜9月に全国の大学生を対象に行った各大学の学生満足度調査で、国際基督教大学(ICU)が全国の大学総合満足度で第1位となり、97年の調査以来4回連続のトップとなった。
調査は、同センターが全国125大学332学部の学生を対象に実施。1万779人の学生から回答があった。これまで97年、01年、04年に同様の調査が行われてきたが、いずれも大学総合満足度でICUがトップとなっている。今回の調査では、2位に川崎医療福祉大、3位に同志社女子大が続き、上智大は7位、慶応義塾大は10位であった。
ICUは27の調査項目中、▽授業人数が内容に対して適切、▽一般教養的教育の充実、▽現代の社会的テーマを多角的に考える総合科目等がある、▽専門科目を学ぶのに必要な知識や考え方を学ぶ基礎教育がある、▽内容豊富な授業が多い、▽新分野の勉強ができる、▽視野を広げるのに役立つ授業科目がある、▽ わかりやすい授業が多い、▽教材がよく研究されている授業が多い、▽進んで受けた授業が多い、▽シラバスと授業内容にギャップが少ない、▽授業や研究で教員と一体感が持てる、▽授業中の私語が少ない、▽図書館の図書をよく利用する、▽授業では他人の考えから学びあうことが多い、▽授業では物事を多角的・総合的に判断することが求められる、▽授業では発表・他の人に対する説明の機会が多い、▽ゼミや実験等の活動で他人と協力して物事を進めることが多い、▽自分の大学・学部への進学を後輩や弟妹に勧めたいと思うか、の19項目で1位であった。