総動員伝道では「種まき伝道(Seed Sowing Ministry=SSM)」として、毎年、地域を選定してトラクト配布を行っている。今年は千葉市若葉区に配布するよう導かれ、延べ14人が5月14、15日の2日間で5千枚のトラクトを配布した。
参加者は若葉区の中心駅である都賀駅に集合し、都賀、西都賀、都賀の台、貝塚、桜木と、地区割りをして回った。配ったのは、この地域にある3つの教会を紹介するチラシと、いのちのことば社の全国家庭文書伝道協会(EHC)から無料で提供してもらった5千枚のトラクト。教会紹介のチラシをトラクトに折り込んで配布した。中にはこの伝道のためにハワイから来日し、参加した人もいた。
住居が多い地域だったため、5千枚のトラクトもわずか2日間で配ることができた。一方、最近は共働きの家庭が多いためか、家々を訪問しても人に会うことが少なく、またアパートも空室が多く、伝道の困難さを感じさせられた。
神学生時代によく訓練を受けた伝道方法は、トラクト配布伝道や路傍伝道、個人伝道などだった。一軒一軒訪ねてチラシやトラクトを配るトラクト配布伝道。街角に立って大きな声で集会案内をする路傍伝道。公園のベンチに座っている人たちに「大いなる救い」などの小冊子を手渡して話をする個人伝道。
総動員伝道が毎年行っている「種まき伝道」は、トラクト配布伝道という昔ながらの伝道手段だ。開拓伝道に派遣されたときは、まずトラクト配布から始めた。誰でも、いつでも、どこででもできる伝道方法の1つが、このトラクト配布伝道であろう。昔ながらの方法ではあるが、これを実践して宣教を拡大していきたいと願っている。
(文・姫井雅夫=総動員伝道代表)