【ジュネーブ=ENI・CJC】世界改革教会連盟(WARC)とディサイプル・エキュメニカル協議会(DECC)が、関係緊密化に進んでいる。
「世界中のいくつかの合同教会が既に双方に加盟しており、より一層の緊密化を奨励する声になっていることが重要だ」と、DECCのロバート・ウエルシュ総幹事は言う。
WARCは8月11日、両グループの指導者がこの7月末、米テネシー州ナッシュビルで会合、「教会の目に見える一致の追求において包括的なパートナーシップを展開する」ことに関して合意に達した、と声明で明らかにした。
WARCのセトリ・ニョミ総幹事は、ナッシュビルでの会合がキリスト一致の追求において「重要なものとなる可能性」を持つものだと語った。「私たちはこの重要な動きを歓迎する」と言う。
WARCはジャン・カルヴァン、ジョン・ノックスなどに指導された16世紀の「宗教改革」や、ワルド派やヤン・フスの追随者などの初期教会革新運動に起源を持ち、214教会が加盟、信徒総数は7500万人を数える。
DECCは『キリストの使徒』(キリストの教会)や合同教会など19教会によって1979年に設立、全世界450万人のキリスト者を擁している。『キリストの使徒』派は、19世紀初めに英米で成長した。
2007年10月、WARCは、加盟教会が重複している改革派エキュメニカル協議会(REC)と合同し2010年に『世界改革教会コミュニオン』(WCRC)を結成することで同意した。
DECC加盟教会は、DECCがWCRCの准加盟組織として、その計画や決定に参画するという提案の検討に入る。