【CJC=東京】デトロイトの救世主教会にある十字架からイエス・キリストの2・5メートル近くある彫像が6月4日盗まれた。同教会のバリー・ランドルフ牧師は、犯人が、銅価格が高騰しているため、スクラップとして売るために銅を捜していたと見ているが、問題は、像がしっくいで作られていること。彫像は緑色で、銅のように見えので勘違いされた可能性がある、と言う。いつ彫像が奪われたかは分からないが、2日の月曜日になって気づいた。
警察は、泥棒が石膏像を銅と間違ったという説には疑問を持っている。「銅を盗む人は、銅が何であるか、どんな感触のものか知っている」と係官。
問題のイエスの彫像は教会に戻った。近くの道端の繁みの中にあったのを4日にバスから降りたパトリシア・ボワーズさんが見つけたが、盗まれた彫像とはニュースを知るまで分からなかったとか。