キリスト教精神に基づく国際NGOのワールド・ビジョン・ジャパン(榊原寛理事長、東京都新宿区)は4月25〜29日の5日間、東京・お台場でアフリカの貧しい子どもたちの現状を体験できるイベント「教科書にのっていないアフリカ」を開催した。会場は修学旅行中の高校生や買い物途中の若者や家族連れなどでにぎわい、期間中の合計で2901人(同団体発表)が来場した。
このイベントは、アフリカで深刻化する貧困やエイズの問題を一人でも多くの人に知ってもらいたいと、同団体が設立20周年の記念行事として行っているもの。昨年11月に都内で、今年4月上旬には神戸で開催された。今回を含めて計6564人(同団体発表)がイベントに参加した。
会場では、今年7月の北海道洞爺湖サミットに子どもたちの救命を目指す具体的な政策提言を求める同団体の署名キャンペーンや、チャイルド・スポンサーシップの紹介もあわせて行われた。
イベントを体験した人からは「想像もできない環境で、辛いこと、悲しいこと、苦しいことをいっぱい体験していることを知りました」などの感想が寄せられ、みな真剣な面持ちで会場を後にしたという。
次回は北海道(札幌)で、6月11〜15日に開催を予定している。開催中のボランティア・スタッフも募集している。詳しくは、同団体ホームページで。