大阪市浪速区の栄光キリストビル2階に会堂を持つ日本ペンテコステ教団・大阪エリムキリスト教会(榮義之牧師)で6日、10周年感謝の礼拝とパーティが開催された。
当日の説教者は株式会社ムラサキスポーツの金山良雄会長で、「わたしは、あなたの行いを知っている。あなたは、冷たくもなく、熱くもない。わたしはむしろ、あなたが冷たいか、熱いかであってほしい」(黙示録3:15)のみことばを引用し、自身の救いと豊かな体験に基づいてメッセージを伝えた。榮牧師は、「教会員一同大いに啓発され伝道の意欲が大きく盛り上がるふさわしいメッセージだった」と感想を語った。
1997年、「大阪でレンタルチャーチ提供」という新聞記事に興味を引かれた榮牧師は、オーナーを訪ね、敷金800万円、家賃80万円、共益費5万円で契約(半年間家賃無償)。98年4月、エリムキリスト教会として献堂式を挙行した。10階建てマンション2階(約70坪)を教会堂として聖別し、120席のイス、ピアノ、PAシステム、説教講壇、表看板、屋根には15メートルの十字架等すべてを含んだレンタルチャーチで、電気代だけを教会が支払う。
最初は何十人という人々が押し寄せリバイバルを呈したが、そのほとんどがホームレスの人々で、何も提供しない教会であることが分かると、信仰を決心しても引き潮のように遠ざかって行った。
その後、家賃は半額になり、25万円になり、オーナーの英断により今年3月から10年間(3年ごとに念書交換)無償提供の会堂になって、10周年感謝の礼拝を開催するに至った。
金山会長の話を受け榮牧師は、「このすばらしいチャンスを大いに活用し、大阪市内は言うに及ばず、関西一円にラジオ放送やインターネット礼拝、文書や個人伝道により福音の花を満開に開き、100倍の実を結んでいけるよう聖霊に満たされて前進しよう」と力を込めた。
礼拝後、信徒らが榮牧師と生駒聖書学院副院長の前田基子牧師に花束を贈呈。用意されたご馳走を囲みながら、終始なごやかな雰囲気の中で交わりがもたれた。