【CJC=東京】前教皇ヨハネ・パウロ二世の帰天3周年を機に、「神のいつくしみ」をテーマにした初めての国際使徒会議が4月2日から6日までローマで行なわれた。
ヨハネ・パウロ二世は在位中、神のいつくしみの神秘を熱心に証し続けた。教皇ベネディクト十六世は、前教皇の使徒職と生涯にこれまでたびたび言及している。
バチカン放送(日本語電子版)によると、会議は2日午前の教皇司式によるヨハネ・パウロ二世追悼ミサに続いて、同日夕方、ローマ市内のラテランの聖ヨハネ大聖堂で開会した。会議の推進者であるクリストフ・シェンブルン枢機卿はじめ、ローマ教区教皇代理司教のカミッロ・ルイーニ枢機卿、ヨハネ・パウロ二世の元秘書で現クラクフ大司教のスタニスラウ・ジヴィッチ枢機卿が挨拶した。シェンブルン枢機卿は、「神のいつくしみに対するヨハネ・パウロ二世の預言的洞察」をテーマとした開会講演を行なった。
3日は「神のいつくしみの神秘、教会の宝」、4日「教会の交わりのための神のいつくしみ」、5日「教会の宣教のための神のいつくしみ」をテーマに会議が続けられた。