【CJC=東京】ロシア正教系カルト団体のメンバー35人が、「最後の審判」の日付を独自に計算した結果、2008年5月に終末が訪れると判断、昨年10月からモスクワの南東約500キロにあるペンザ州ニコルスコイェ村で丘に穴を掘って立てこもった。
メンバーは、洞穴内から強制的に排除されるようなことがあれば、ガスボンベを爆発させ自殺を図ると警告していたが、洞穴の一部が崩壊、洞穴の外にとどまっていた同団体指導者ピョートル・クズネツォフ氏と当局が交渉、女性7人が穴から脱出した。
また当局は、ヨハネの黙示録の専門家ヘルモゲン神父を呼び寄せ、31日、洞穴の通気口を通じてカルト教団のメンバーと会話させている。