28都府県で窃盗などを繰り返していたとして、大阪府警は23日、韓国人や日本人の男女計28人を同日までに逮捕、書類送検した。このうち6人は、約10年前まで日本各地で暴力的なすりを繰り返していた「韓国人武装すり団」の元メンバーだという。被害は261件で、総額2億2700万円に上るという。共同通信などが伝えた。
同通信によると、逮捕されたのは、韓国人武装すり団の元メンバーである金上煥(キム・サンファン)被告(49)=住所不定、窃盗罪などで起訴・公判中=ら韓国人と日本人の計23人。産経新聞によると、この他、韓国人5人が書類送検された。
同紙によると、金容疑者ら中心メンバーの韓国人8人は昨年3月、韓国・釜山から漁船を改造した船を使って、佐賀県唐津市に密入国。在日韓国人や日本人の協力を得て、4グループに分かれて全国で犯行を重ねていたという。28人は全員容疑を認めている。
韓国人武装すり団は、ナイフや催涙スプレーを使うなど、荒っぽい手口で知られ、2006年には東京都荒川区のJR西日暮里駅構内で催涙スプレーを撒き散らし、20人以上が病院へ運ばれる事件も起きている。