キリスト教主義の宮城学院女子大学(仙台市青葉区)は4月、音楽による地域社会との連携を主な目的とした「音楽リエゾンセンター」を開設する。同大が16日に記者会見を開き、概要を明らかにした。
「リエゾン(liaison)」とは「つなげる」という意味のフランス語だ。同大は、同センターを通じて「“音楽”をキーワードにさまざまな個人・グループ・場をつなぎ、本学の培った音楽教育・音楽文化を生み出し伝える力を活用し、音楽に特化した、社会・地域連携を今後さらに推進する」としている。
音楽行事の企画、全学的な音楽教育のサポートのほかにも、オーディションによって一定の専門的演奏能力を認定した人を「認定演奏員」とする制度の運営も行う。認定演奏員は、同センター主催の演奏会に出演したり、学内外から同センターに演奏依頼や指導依頼などがあった場合に候補者として紹介されたりする。
19日には、初代認定演奏員による同センター設置記念特別演奏会「スプリングフェスティバル」が同大で開催される。開演は午後1時半(午後1時開場)、入場無料。