国民的人気グループ「SMAP」が分裂の危機にあり、事実上解散状態になる可能性があるという。所属するジャニーズ事務所には、木村拓哉(43)が残留する意向だが、中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)の4人は退社する意向をジャニーズ側に伝えているという。スポーツニッポン紙と日刊スポーツ紙が13日、報じた。
スポーツニッポン紙によると、原因はSMAPの育ての親と言われる女性マネージャー(58)が12日、ジャニーズ事務所の子会社「ジェイ・ドリーム(J Storm)」の取締役を辞任、来月にも退社するため。女性メネージャー退社の動きに、中居、稲垣、草なぎ、香取の4人が同調し、ジャニーズ側に退社の意向を伝えた。一方、木村は残留を選んだという。
この女性マネージャーは、ジャニーズのマネジメント室長として、SMAPなどを担当してきた。ジャニーズの顧問弁護士はスポーツニッポン紙に対し、女性マネージャーの辞任と退社について、「大筋としては間違っていない」と話しているという。
SMAPは、ジャニーズ創業者のジャニー喜多川社長(84)が、「Sports Music Assemble People」の頭文字から命名。1988年に結成し、91年正月に日本武道館で初コンサート開催、同年9月9日に「Can't Stop!! -LOVING-」でデビューした。
スポーツニッポン紙は、4人がジャニーズを退社した場合、SMAPというグループ名の使用は難しくなることから、事実上の解散状態になるとしている。