王なるイエスの祭典「ジーザス・レインズ・ジャパン」が15日、東京や大阪、滋賀、沖縄など7都府県で同時開催された。各地の参加者たちはパレードや音楽、ダンスを通してイエス・キリストの御名だけを賛美し、イエス・キリストが日本の統治者(ジーザス・レインズ・ジャパン)であることを高らかに宣言した。
10年目に入った今年のテーマは「神のもっと偉大な栄光」。東京の集会では冒頭、ジーザス・レインズ発祥の地であるフィリピンのビジョンキーパーがビデオメッセージで日本を祝福し、「日本の教会に神様のもっと偉大な栄光を与えてください」と祈った。
「あなたが日本の教会を力づけ、この先どんなことが起ころうとも、イエス・キリスト以外に救い主はいないことを宣言し、人々に伝える権威ある、まことの教会として建て上げてくださると信じます。彼らのうちに良い働きを始められたあなたが、イエス・キリストの日が来るまでにそれを完成させてくださることを感謝します。あなたは決して彼らを見捨てず、あなたがどれほど偉大なお方であるか、どれほど忠実なお方であるか、どれほど力強いお方であるか、どれほど奇跡的なお方であるか、どれほど素晴らしいお方であるか、そして全てはただ、あなたのもっと偉大な栄光が現されるためだということを、彼らに示し続けてくださることを感謝します」
ジーザス・レインズは、出演者が誰も名前を名乗らず、イエス・キリストの御名だけに焦点が当てられることをコアバリューの一つとしている。フィリピンでは13年前に始まり、「ただイエスの御名だけを賛美し、祝う」というシンプルで力強いビジョンに多くのクリスチャンが共鳴し、今では全土を挙げて行われる同国最大級の祭典となっている。
日本では9年前に東京で初開催されたのをきっかけに毎年行われるようになり、賛同者を集めながら開催地を拡大してきた。今年の開催地は東京、大阪、青森、福島、長野、滋賀、沖縄の7都府県。関係者の切なる願いは、全国の教会がこのビジョンに一致して立ち上がり、祭典が47都道府県で同時開催され、「イエス・キリストが日本の統治者」であることが日本全土で宣言されることだ。
東京の集会では、まだジーザス・レインズが開催されていない全ての道府県のために祝福を祈り、それぞれの地域にある教会が立ち上がり、開催が実現するように求めた。中国地方の5県のために祈った女性は、「中国地方はイエス・キリストのものです。中国地方の王はイエス・キリストです」と宣言した。
「中国地方に、イエス・キリストだけを持ち運ぶジーザス・レインズが起こされるように。そして中国地方の教会に、真の教会の花嫁としての姿が回復されることを、イエス・キリストの御名によって宣言します。知識ではなく、主の力による宣教が必要です。主の力とは、どのような問題も、どのような対立も、愛によって乗り越える力です。関東首都圏のジーザス・レインズで恵みを受けて喜びいっぱいの私たちに、愛とへりくだりを下さって、まだそれを体験していない地域を励ますことができるように、私たちを遣わしてください」
九州の7県のために祈った牧師は、「イエスの名によって、九州に主を求める人たちを起こしてください」と神に求めた。「終わりの時代に、あなたは全ての肉なるものにご自身の霊を注ぐと約束されました。九州はあなたのものです。九州で、神の子たちが立ち上がりますように。九州の教会を目覚めさせてください。祈りの霊を教会に注いでください」
全国の大学の祝福と、日本の若者が立ち上がるために祈った青年は、「イエス・キリストにあって、北海道から沖縄に至るまで、全ての若者たちが立ち上がることを宣言します」と力を込めた。
「イエス・キリストの御名によって、日本の全ての大学であなたの言葉が伝えられ、若い世代が立ち上がることを宣言します。全国に、また世界にあなたの福音を伝えるために若者を用いてください。あなたの霊を、あなたの油注ぎを私たち一人一人に与えてください。行く所どこにおいても、私たちを神の国の大使として用いてください」
開催地である東京のために祈った女性は、詩篇96篇を引用しながら「今、この御言葉がこの地になりますように」と求めた。
「東京の民よ、栄光と力を主にささげよ。東京の全ての人よ。御名の栄光を主にささげよ。ささげものを携えて、主の大庭に入れ。聖なる飾り物を着けて、主にひれふせ。全地よ、主の前におののけ。東京よ、聞け。主は王である。イエスは、東京の王である。まことに東京は堅く建てられ、揺らぐことがない。主は公正をもって、この東京の民を裁く。それは私たちにとって喜びです。神から出たものでないものが、明らかにされ、取り除かれるから。どうぞ今、東京で行われている悪が全て暴かれ、あなたの公正がこの地になりますように」
東京では午前にパレードが行われ、会場のなかのZERO(東京都中野区)を出発点に約1時間の道のりを、参加者たちがジーザス・レインズのロゴマークの入った旗や世界各国の国旗を手に練り歩いた。午後の集会では、この日のために結成されたワーシップチームとダンスチームが、歌とダンスで力の限り主を賛美した。また、47都道府県と世界各国のための祈りに加えて、日本社会の柱となる8つの領域――芸術と娯楽、経済、教育、家庭、政治、メディア、宗教、医療と福祉――のそれぞれで主の統治がなされるために、参加者全員が心を一つにして祈った。
祭典の模様は、ユーチューブ(関東・首都圏、大阪、福島、長野、滋賀、沖縄)でライブ配信され、国内にとどまらず、世界各国から視聴された。ジーザス・レインズ・ジャパンの関連情報は、公式フェイスブックで随時発信していくという。