米西部のコロラド州で9日、教会を含むキリスト教関連施設2カ所で相次いで発砲事件が発生し、犯人1人を含む4人が死亡、6人が負傷した。警察は同一人物による犯行の可能生もあると見て調査を進めている。AFP通信などが伝えた。
初めの事件は、同日午前0時半ごろ、同州デンバー北西約25キロのアルバダにある、YWAMの宣教師養成施設「フェイス・バイブル・チャペル」で発生。時事通信によれば、同施設に男が訪れ、宿泊できるか尋ねたが断られると、応対した女性らに銃を乱射して逃走した。これにより男女2人が死亡、重傷1人を含む2人が負傷した。地元テレビは、逃走した男が20歳くらいの白人男性であると伝えている。
この約12時間後、初めの事件現場から約110キロ離れた同州コロラドスプリングズのニューライフ教会で、礼拝を終えて教会から出てきた信者らに向かって、男が自動小銃を乱射。1人が死亡し、4人が重軽傷を負った。男は教会の警備員に射殺されたという。同教会は信徒1万4000人を抱えるメガチャーチ。