「教会で牧師に盗みをざんげしたら、出頭を勧められた」。三重県警から窃盗の疑いで指名手配されていた住所不定無職の石田茂樹容疑者(34)が牧師に説得され、以前住んでいたとする兵庫県で9日、出頭し逮捕された。日刊スポーツが同日報じた。
同紙によると、石田容疑者は2日午後、三重県朝日町の私道に止めてあった普通トラックを、車内にあった現金約21万円と共に盗んだ疑いをかけられている。車は三重県内に放置したと供述している。
窃盗犯は国内における刑法犯の中でもっとも多い犯罪となっている。警視庁が発表した統計によると、窃盗犯の05年認知件数は約18万2千件で、同年の刑法犯(総数約25万4千件)の約7割を占める。一方、殺人や強盗などの凶悪犯は同年、約1300件が発生している。