【CJC=東京】ロイター通信によると、フランスのルルド空港で、バチカン(ローマ教皇庁)のルルド巡礼用飛行機に搭乗予定の乗客パオラ・サルーチさんが、機内に「聖水」を持ち込もうとして、空港の係員に止められる騒ぎがあった。ほかの液体と同様、機内への持ち込みにはセキリティー上の問題があると判断された。
この「聖水」は、1858年に聖母マリアが現れたとされる「聖なる洞窟(どうくつ)」から採取されたという。
サルーチさんは、伊紙『コリエレ・デラ・セラ』に対し、「聖水」を聖母マリアをかたどった8本の小型プラスチック容器に分けて所持していたが、機内への持ち込みは許可されなかったことを明らかにした。