【CJC=東京】中国河北省ゼンディン(正定)で地下カトリック教会ジュリウス・ジア・ジグォ司教(73)が8月23日、公安当局と宗教事務局によって再逮捕された。カトリック通信『ZENIT』が、米国を拠点とする中国のキリスト教抑圧監視機関『カージナル・クン・ファウンデーション』の発表として報じた。
カトリック通信『アジア・ニュース』は、中国当局がジア司教を逮捕したのは、教皇ベネディクト16世の中国のカトリック者に宛てた書簡を、同司教が信者や、内容説明が予想される集会で広めることを阻止するためだ、と伝えている。
同司教は2004年以来少なくとも10回逮捕されているが、これまでも繰り返し、教皇書簡を公然支持したり、広めてはならない、と宗教事務局に言われている。逮捕直前の5日間、同司教は24時間自宅に軟禁され、監視員も増員されていた。