アフガニスタンで奉仕活動を目的に同国を移動していた韓国人クリスチャン一行が、旧支配勢力タリバンに拉致、殺害された事件で、AFP通信によると、19人の人質のうち12人が29日に解放、30日には残る人質全員の解放が確認された。事件は、先月19日の発生以来42日ぶりに解決された。
タリバンは30日夜(日本時間同日深夜〜31日未明)、2回に分けて女性4人、男性3人の計7人を解放。7人は、これから健康診断など必要な処置を受け、29日に解放された12人と共に今週末にでも帰国する見通しだ。
タリバンはこの事件で、拉致した韓国人男性2人を殺害。10日以降、韓国政府との直接交渉を続けていた。28日に行われた交渉でタリバンは、アフガニスタン国内でのキリスト教宣教活動の中止、同国駐留韓国部隊の年内撤退を条件として人質全員の解放に合意した。