マレーシアのタミル語紙「マッカル・オサイ」(21日付)にイエス・キリストをモチーフにした風刺画が掲載され、多方面から抗議が殺到している。マレーシア仏教・キリスト教・ヒンドゥー教・シーク教協議機関(MCCBCHS)は、謝罪以外に、同国内務省による同紙の調査および処罰を要求している。マレーシアの情報サイト「マレーシアナビ」が24日、伝えた。
問題となった風刺画は、トップページの「今日の思索」というコーナーに掲載され、キリストが片手にタバコ、もう片方の手に缶ビールを持ち、「過ちを悔い改めるなら、天国が待っている」という文句が入ったもの。
同サイトによれば、同紙は抗議に対して直ちに謝罪したが、同紙の出版元に対する処罰を求める声が高まっている。現在、マレーシア・インド人会議(MIC)青年部や、エバンジェリカル・ルーテル教会などが抗議し、同紙の発行禁止を求めている。