取引停止中の仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)大手取引所「マウント・ゴックス(Mt. Gox)」のマーク・カーペレス最高経営責任者(CEO)が、現在も日本に滞在していることを明らかにした。
25日からサイトが停止し、事実上消滅状態のマウント・ゴックス。26日朝にはサイト上に「マウント・ゴックスの運営とマーケットに関する最近の報道とそれによる影響を考慮し、サイトと顧客を守るために当面全ての取引を停止することを決定しました。状況を詳細に監視し、それに応じて対処していきます」とする英文のコメントを掲載していた。
その後、26日夜にはカーペレス氏が新しいコメントを掲載。「マウント・ゴックスとその将来に関する多くの憶測があることから、私が以前として日本にいること、また、複数の団体の支援を得ながら、我々の最近の問題を解決するため全力で取り組んでいることを皆様にお伝えしたいです。さらに、我々のスタッフは、いかなる返答や情報を提示しないよう指示されておりますので、彼らに質問をすることを控えていただくようお願いします。今後のお知らせや進捗情報については、本サイトをご覧頂くようお願いします」としている。
一方、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は25日、マウント・ゴックスをめぐって、米ニューヨークの連邦検察が捜査に着手したと報じている。
また、カーペレス氏は23日にビットコインの利用促進を目的とした「ビットコイン財団」の理事を辞任したことが伝えられている。
■ マウント・ゴックス(Mt. Gox)のサイト
https://www.mtgox.com